「ソニーグループ、自己株式1261万2300株を10日に消却」とはどういうことか

今朝以下のニュースを見ました。
これは株価にとって「プラス材料?」「マイナス材料?」

ソニーグループ <6758> がしっかり。同社は3日の取引終了後、発行済み株式総数の1.0%に相当する自己株式1261万2300株を10日に消却すると発表した。あわせて昨年5月に発表した自社株買いを終了するとも開示した。取得期間は今年5月17日までとしていたが、累計取得額が上限の2000億円に接近した。ソニーGは保有する自己株式の上限を発行済み株式総数の3%程度を目安とし、超過した部分は原則として消却することを基本方針としている。大型株全般に買い戻しが優勢な地合いとなるなか、自己株式の再放出による潜在的な需給悪化懸念が後退したとの受け止めもあって、同社株を支援したようだ。

https://minkabu.jp/stock/6758/news/3873132

「自己株式を消却する」とは

「自己株式を消却する」とは、会社が保有する自社株式を減らすことを意味します。
具体的には以下のようなプロセスです。

  1. 会社が過去に自社の株式を買い戻している(自己株式を保有)
  2. 保有している自己株式の一部または全部を消滅(償却)させる
  3. その結果、発行済み株式総数が減少する

会社が自己株式を消却する理由

  1. 資本の効率化 – 過剰な自己株式は資本の効率を落とすため、消却して資本の効率化を図る
  2. 株主還元 – 自社株買い時と比べて株価が上がっている場合、自己株式を消却することで残りの株主への経済的価値を高められる

「自己株式を消却する」とはプラス材料?

株価にとっては基本的にプラス材料になります。発行済み株式総数が減るため、1株当たりの利益や純資産が理論上は増える計算になるためです

また、多額の自己株式を保有し続けることで企業の資本効率が低下することを投資家は嫌う面もあり、投資家から評価されやすい施策と言えます。

つまりソニーの事例では、一定の自己株式を消却し、資本の効率化と株主還元を図ろうとしているため、基本的に好材料と受け止められたと推測できます。

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